【日銀政策会合から見える「FRBに盾突き出した日銀・財務省」の構図】


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67 回【メルマガ・ステップメール・メールからフューチャーマッピングから学んであなたの身を守る課題】

500通のメルマガ、メールからスーパーエネルギーマネージャー高峰が選んだ1通を紹介します。


どうも○○です!
                                                         ▼

高峰関次郎さん、こんにちは!!

さて、都知事選がなんというか事前に決まっていた通り

小池百合子勝利という感じで報道されておりますね。


7月23日に

【鳥越さんへの執拗なネガティブキャンペーンと、
取り込まれてるかもしれない小池氏】

24日に

【副島先生の最新言論から憲法21条の
言論表現の自由への圧力と都知事選の背景について考える!】


って号を流したのですが、そこでの8日前の

副島先生の言論を扱いました。


これ今見るとすごい考えさせられると思いますので

再度見てほしいです。


以下ですね(24日のメルマガで掲載した副島言論より)

========================

 それと、都知事候補 の 



どう○○です!


高峰関次郎さん、こんにちは!!

さて、都知事選がなんというか事前に決まっていた通り

小池百合子勝利という感じで報道されておりますね。


7月23日に

【鳥越さんへの執拗なネガティブキャンペーンと、
取り込まれてるかもしれない小池氏】

24日に

【副島先生の最新言論から憲法21条の
言論表現の自由への圧力と都知事選の背景について考える!】


って号を流したのですが、そこでの8日前の

副島先生の言論を扱いました。


これ今見るとすごい考えさせられると思いますので

再度見てほしいです。


以下ですね(24日のメルマガで掲載した副島言論より)

========================

 それと、都知事候補 の 

鳥越俊太郎(とりごえしゅんたろう)への 穢(きたな)い 

人格破壊攻撃が、


愚劣な週刊文春(CIAと統一教会の手先)や産経新聞 (こっちも)  

によって起こされている。このことも、書かなければいけない。 



小池百合子(こいけゆりこ)が当選するらしい。 

この見ず転(みずてん)女め。


 この女の背後は、やはり、例の 奇怪な宗教団体であることが

判明した。


彼女の選挙運動をしている運動員たちの風体、様子がおかしい、

という報告がある。


首相の安倍晋三が所属しているのと同じ勢力だ。

安倍晋三は、知らん顔をしているが、同根だ。 


自民党本部がまったく動かないふりをしている。



石原ノビテルのパーが、会長である自民党東京都連(とれん)と

東京の公明党(ものすごく強力のはずなのに)が公認している 

増田寛哉(まずだたかや)が、当然、勝ちそうなものなのに、


小池が勝つ、そうだ。

小池のうしろにいる狂気の集団が、着々と暗躍している。 



おかしいだろう。 自民党本部は、なぜ、党則違反の 

小池を党から除名しないのだ。 


組織内の正当な手続きに従って、増田寛哉が、選ばれているのに、

どうして、小池百合子は自民党員のまま候補者をやっていられるのか。



 小池は、「私は考えが違います」ということなら、

少なくとも自民党を出て、無所属で出なければいけないはずなのだ。


 何というキタナイ、汚れた国になったことか。 


こういう 党則、決まり、手続き無視のことを平気でやっていると、

今度は、自分たちの首を絞めることになるだろう。 


 いくらなんでもやっていることが、ひど過ぎる。



 思い出したが、ヒラリーの子分の女たちが、小池百合子が 

防衛庁長官だった時に、小池を「マダム・スシ(寿司)」 と、呼んで、

自分たちのほうへ、取り込んだ。 「元気な女たちの時代」の演出だ。



「マダム寿司」と呼ばれて、日本人として、

何の違和感も感じず、何ともない、という この神経は異常だ。

自尊心もないのか。 バカにされているだけなのだ。


 日本の 指導者層の、アメリカの戦争勢力 発狂集団 への

屈従ぶりは、酷(ひど)いものだ。 


========================


以上です。


この副島先生の言論が大事だと思って
24日にメルマガで扱ったわけですが


結果・・・


副島先生が書いている通り、

決まってた通り小池が勝つということに

なってます。


うーん、これを改めて見ると

選挙って事前に結果決まってるんなら

やる意味あんのかな・・・とか思います。


そういう無力感が強烈に最近はありまして、それなので

選挙期間のすさまじい短さってのがあるので

それをメルマガで扱っていたりするのですが


実際、日本ではデモクラシーってのはもう機能しなくなっている

と言えるわけですよね。


「選挙の形骸化」ってやつです。


昨日「独裁者シーザー」のことを書いたけど、

結局独裁者シーザーが出現してくると、選挙は形骸化する

というのがよく分かります。





さて、それで同じく数日前に金融のほうでも

「かなり大きな動き」がありましたね。

7月29日に行われた日本銀行の政策決定会合です。


こちらは追加緩和する、ということではありましたが

内容としては株価吊り上げ策としてETFの買い入れ額を

年間3兆円から6兆円に倍増しただけでした。


実は個人的には(事前に結果が決まってる)

都知事選よりもこっちのほうを

気になって調べておりました。


というのはかなりまた円高が進んだわけですね。


ニュースなんかでは「追加緩和なのになぜ円高に」

とかやっていました。



まずETFの買い入れ額を年間3兆円から6兆円に倍増しただけ

だったわけですが


このETFの買い増しは「最低限の策」として市場が

織り込んでいた策でありましたが


これで結局日銀は無策である、と判断されて

それで市場の反応は失望で


今日の円高につながってますね。102円台。


106円台のかずもさんの言う

真の山のゾーンが意識されて、それで

一気にズゴーンと下がりました。



それで、今回の日本銀行の政策決定会合はかなり

「重要な意味」をこれからの市場に持っているという

見方が出来るので


今日は一応その見方も扱って生きたいと思ってます。




それで今までの流れとして、リーマンショックで

債権金融市場がサブプライム後にガタガタになった

アメリカという構図があったんですよね。



それでそれをアメリカはQE=ジャブジャブマネー

ヘリコプターマネー、で


お金刷りまくりってのをやって債権金融市場を支えてきた

わけです。


ちなみにこのお金刷りまくりQEってのは

当然 金にも何にも担保されていない紙幣が増刷される

わけだからそこで「信用」ってのがどんどん薄くなるわけです。


通貨の信用性にかかわることなので、だからどこの国も

それをあまりやらないのですが


ただアメリカは2008年のリーマンショックを延命するために

それをやっていた、という感じです。


んで、信用性、健全性がさすがにやばいでしょ、

ということでその後QE縮小となりましたが


そこで大きく株下落したという歴史があります。


これは「ジャブジャブマネー⇒縮小」で起こる現象で


「緩和マネー(ジャブジャブマネー)の収縮現象」


とか最近は分析されてるのですが、これで一気に市場が不安定化しました。


ここで出てきたのが日本の安倍黒田でしたが

彼らがこのQEを引き受けたわけですね。


「アメリカがQE縮小するから、

その代わりに属国日本の安倍黒田支店長

がんばりなさい!」



ということです。分かりやすく言うと。



それで安倍黒田支店長がジャブジャブマネーを日本でやるわけですが

これはだから本質的には「アメリカの債権金融市場の金利が

あがらないように買い支えてあげるため」


なんですけど、そんなこと日本人に言ったら怒られちゃいますから


「アベノミクスでジャブジャブマネーすると景気回復するよ~」


とやったわけですね。


まあ嘘なんで景気回復しないんですけど。


んで、とりあえずアメリカの債券金融市場ってのはこれで

延命できました。


逆を言うと、日本がいなければアメリカの米ドル機軸体制ってのは

すでに終わっていたでしょう。


それで日本もきつくなってきましたが、その後

欧州のECBでドラギなんかがまた ジャブジャブマネーを

やり始めたわけですが


だからジャブジャブマネーの順番としては


アメリカ⇒日本⇒欧州 という順番でした。


それでECBなんかではドラギはアメリカ助けるためにジャブジャブマネー

したいと。


が、ドイツはそんなの反対、財政の健全性なくなっちゃうから

反対というメルケルの立場でした。



それでジャブジャブマネー、すなわちQEの副産物として

円安や株高、金地金の相場抑圧ってのが

続いてきたわけですが



29日昼に日銀の「年間3兆円しか増やせない」という

ある種の「無策」が伝えられて


結局それが今の市場で円高につながっております。


株安も引き起こし、金なんかは上がりましたね~



ドルとかウォンで資産分散していた人たちが

去年あたりから

金に資産を換えてかなり得をしている、という状態ですね。




それで、今回の黒田の「もう緩和はあまり大きくはやりません」

というのはある種の


「抵抗」である、と言えます。


これが大きな流れの変化である、と思います。


えっと2013年~2014年あたりまでは


黒田や安倍はアメリカの言うとおり、ジャブジャブマネーをやって

それで日米国債金利差を2%にすることで


それでアメリカの債券金融市場を助けてきたわけです。



が、2016年の7月後半にその流れが変わろうとしている

というところが私が注目するポイントです。





ちなみに日銀の黒田に対してはなんらかの大きな

ジャブジャブマネー 緩和策をやれ、と

FRBや日本の外務省経由ですごい大きな圧力がかけられていた


わけですね。


黒田は2016年2月にはアメリカの要請にこたえて

マイナス金利をやりましたが



今のところ大きな緩和策はこれが最後、です。


それ以来、黒田はずっとこのアメリカの大きな追加緩和の

圧力を断ってきております。


これはもう日本の限界というのもあって銀行株が

すごい下落しましたし、


またマイナス金利の先輩であるEUなんかの諸国では

もう銀行危機が勃発しそうでありますし


これは日本としてもこれ以上 リスクのあるジャブジャブマネーを

続けられないという立場があるわけですよね。




それで黒田というのは元々財務省の出身の人ですが

2013年にアメリカが上記ジャブジャブマネーQEを

やっていたわけですが



それが限界に達して、日本にジャブジャブマネーのバトンタッチと

なったわけです。



ここで当時の実は有能であった白川総裁を辞めさせて


ここで財務省出身の黒田が日銀を乗っ取ったという

見方ができるわけですが


この時点では財務省はQEジャブジャブマネーを

日本でやることに前向きで


それが2013年からのアベノミクス、の

政治的原動力になっています。


この時点ではアメリカからは


「お願いだから2年間だけはジャブジャブマネーQEやってくれよ」


ということだったみたいですが


それで日銀もジャブジャブマネーを急拡大しまして

それが株にも資金が流れ込みましたから


だから株高にもつながりました。



それで2008年のリーマンショック延命のために

アメリカを救うために アメリカ、日本、欧州が

やってきている ジャブジャブマネーであるQEってのは


麻薬みたいなものなわけです。



一度FRBが去年に利上げをしましたが、これで一気に

「緩和マネーの収縮現象」が起こって


株式市場は大暴落しまして、そして円高も進みました。



このQEの副作用について日本のメディアは一切書かないわけですが

QEの副作用ってのは


「短期的には大丈夫。けど、

長期で続けた場合辞めることができない。


辞めたら禁断症状=

株の暴落や債券相場の乱高下=テーパータントラム


がおこっちゃう」


ってことです。



なのでQEで世界金融が長期で存続するための

必須の前提条件として


「世界の先進国の富が無限大であること」

(無限大であれば、QEは一生続けられる)


「QEの規模拡大が無限大であること」


なのですが、


が、こんな条件は満たされていませんので

構造上、このQEはいずれかの時点で「玉」がなくなったら


破裂するんです。


バブルは絶対崩壊する、という歴史的必然性があります。


だから日本のバブルも崩壊するわけなんですが

これはまあ 起こるか起こらないかの次元ではなく

「いつ起こるか」が論点になります。


だから日本の経済が本格的に窮するのは

必然的であるともいえますね。



それでやはり市場で今年注目されだしたのは

これはメルマガで去年から書いていましたが


「日本はもうQEを拡大できない」ってところですね。


これは日本政府が新規発行する国債の全部を今買ってしまっていて


一方金融機関にとってみれば日本国債は安定した投資先として

使ってきたわけで


担保としても使えるので、日銀から「手持ちの国債を

ジャブジャブマネーのために売りなさい」とか言われても


売りたくないわけです。


また日本の債券市場とアメリカの債券市場の違いというのが

ありまして


アメリカの債券市場は社債市場というのが結構大きいのですが

日本では社債市場とかってあんま聞かないと思うのですね。


だからこういう市場の違いもあって日本はQEの規模を拡大できない

という現状があります。



日本政府がもし国債の新規発行を増やせば

それを日銀が買ってQEを拡大できるのですが


そこに目をつけて「政府が100年債を発行して

日銀がQEで全量買い上げる」とか


そんな話が報道されていましたが


結局、これは財務省と黒田が拒否しました。



んで、結局年間3兆円だけのETF増量ですから

これで下落トレンドが出来て


売りで入ってる人も結構いると思います。


やはりメルマガで何度も書くようにまだ

ドル円なんかは下落トレンド中である

と私は見ていまして、日銀の政策決定会合なんかが

それを裏付けているように感じます。



ちなみにマイナス金利を2月に導入したけどあれも

かなり限定的でして


マイナス0.1%だけでしてその後

銀行株の下落が起こって結局拡大は出来ていない状態ですね。



マイナス0.1%はある種「アメリカに言われたからいやいや」

という数字でしたが


だからその後も円高は進んでおりますが


結局なんだかんだマイナス金利は拡大しないで

今に至ります。



これはマイナス金利で銀行株が相当下がってるよ

ってことを前にメルマガで書いていたのですが


やはり利ざやで食えなくなる銀行は経営難になりますから、


また銀行はQEによって国債を日銀に全部買い占められてますから


もう限界、となってきています。


だからマイナス金利拡大は「銀行を経営難にさせて

アメリカの債券金融市場を救うか

自国の銀行をなんとか守るか」


という話になってるわけですね。


これ、やっぱりマスコミでは報道されていないで

日本のマスコミは「緩和しろー緩和しろー」の大合唱なんです。


いろいろ難しく新聞は書いていますが結局分かりやすくいうと


「緩和しろー 緩和しろー」と書いているんです。


これは対米従属が徹底しているのが小沢鳩山や

それこそ昨日書いた田中角栄をつぶしてきた外務省が

いるのですが


ネットウヨなんかも実はその系統なんですけど


この外務省 VS 財務省 みたいな構図がちょっと

明らかになってきている、と言う感じです。


日銀の政策決定会合はそういう意味を持ちます。


「緩和しろー 緩和しろー」という圧力に対して

「もうさすがにジャブジャブマネーで緩和するのきついっす」


という財務省。


この辺の攻防が最近 表に出てきております。



これは財務省内部でもやはりまともな人ってのが

まだ残っているのだろうと思える部分ですが



それこそ国債を日銀が買い占めてしまうから


三菱東京UFJなんかは「ふざけるな!」ってことで


財務省から与えられた国債の優先的な買い手の

プライマリーディーラーの地位を返上してます。


この

国債入札の優遇資格を返上する三菱東京UFJについては

以前メルマガで扱いました。




それで、2013年あたりからは財務省や日銀黒田も

完全にアメリカ様の言いなりだったんだけど


最近その動きがちょっと「変化」しているってのは

やっぱり重要な動きとして書かないといけなくて


2013年ころはアメリカ様に


「こら、日本、アメリカの債券市場を延命するために

ジャブジャブマネーしなさい」


と言われて


「はい、分かりました、大将」


とやってきたわけですが


どうもこれが最近変わってきていて


たとえば5ヶ月前にクルーグマンが来日して

「おい、日本緩和しろや」

と言ってきたけど緩和せず、


またこの前メルマガであつかったけど

バーナンキFRB前議長が日本に来て


安倍と黒田に「赤字国債を大量発行して

ヘリコプターマネー策をやりなさい」


と進言したけど


黒田は断りました。


これは大きな流れの変化だと思います。



日本としても今GDPの3倍の国債発行で財政が

大赤字であって


このまま大増刷するとおそらく格下げや信用失墜が

発生して国債金利が上昇してしまいます。



ちなみにこれは以前書いたけど財務省が


「もっとも恐れること」、それは


「国債金利が上昇することである」


です。


だから最近財務省と黒田はアメリカの圧力を交わすように

なっております。



ちなみに安倍首相が27日に

「28兆円の経済対策やりますよ」

とかいった訳ですが


これは29日の日銀政策会合で日銀に


「政府もがんばって28兆円出すのだから

日銀も政策会合でQEの額増やせ」



という圧力をかけていたと見えますが


その後28兆円のうち、実際の政府支出は6兆円だけである

と財務省なんかがリークして報道させました。


よくよくみると秋の補正予算で政府が追加で支出する額は

28兆円どころか1兆円ほどでして


実際は日本政府は景気が非常に今悪く

消費税増税も見送ったわけで新しく使える金がない


となっているわけですね。



そして田中宇先生なんかが書いてらっしゃって

私がすごい重要だなと思った点なのですが


やはり今回の政策会合では

「これからQEやマイナス金利の影響について

総括的な検証を行うこと」


ってのが含まれているのですね。


これ、私のメルマガで扱ってきた内容理解している方は

意味が分かると思うのですが



QEやマイナス金利ってのはある種の増税でありますから

だから景気回復と逆行するんですね。


これだから、2013年に 景気は悪化して物価が高くなる

スタグフレーション的になるって


私はメルマガで書いていたのですが


まあこれが「本当に検証」されたらどうなるか?というと


「ジャブジャブマネーの効果があるなんてのは嘘だ」


と分かってしまうわけです。



日本マスコミは

「検証するってことはこれからもっと緩和をするに違いない!」

と分かりやすく言うと書いているのですが



が、今の流れは2013年からのジャブジャブマネーの方針を

今回の政策決定会合ではかなり修正してきた


と言えますから


そしてアメリカのバーナンキに圧力かけられた

ジャブジャブマネー 新種のQE政策も黒田や財務省は


「NO」を突きつけたわけです。



ってことはこの「QEの影響を検証」の意味は

「QEやマイナス金利は悪い影響が大きいので縮小できるかどうかの

検証」


という意味ですよね。



だから、アメリカだけプラス金利で

日本と欧州がマイナス金利ですが


どうもこれから日銀と財務省は

これ以上QEやマイナス金利放置すると


金融危機が経営難になるし(おそらくその辺の突き上げがある)

また日本国債が金利高騰してしまう


という副島先生とか田中先生が書かれていたことが

これから起こってしまうと懸念して


そんでもって金利をマイナスからゼロかちょっとプラスに

戻していくという姿勢に転じようとしている


ということですね。


これはもうこれからQEジャブジャブマネーなどの緩和をやり

続けた場合、日本国債の信用失墜で金利が暴騰してしまう


という状況になることは予想するに難くないわけですが


ここでそのまま突っ走るよりは


今転換に転じて 自滅をなんとか防ごうという

日本の財務省のちょっと残った使命感ってのが

これをさせているのだろうと思います。



だからこれは田中先生なんかが分析されていたけど

今回の日銀政策決定会合の本当の見方というのは


対立軸が明確になったと。


アメリカ金融界のFRB

VS 

日本の財務省と黒田日銀



これが今までは黒田日銀や財務省がアメリカに


「へい大将!」とついてきたのですが


7月後半に一気に「もう従えません」となってきたわけです。


ちなみに都知事選とかはいろいろ宗教勢力が

後ろで暗躍していてどうしようもない部分もありますが


こと金融に関しては、私は偏見持たないで見ているのですが



安倍が6月のG7サミットで

「リーマンショックの前の相場と似ている」

と、言いました。


ちなみに安倍首相のあの指摘の仕方は副島先生の

最新金融本のサブキャッチタイトルそのものなんですが


実は安倍首相をディスりまくってる副島先生の書籍の

読者で一番有名な人は実は安倍首相なんですね。


これは奥さんの昭恵夫人が副島先生の講演会にいらっしゃって

「うちの主人が先生の本読んでるんですよ~

先生のあの世界権力者図鑑とかよく主人が家で見てます」


と副島先生に言うのですね。


本の中でディスられまくってる安倍首相ですが

どういう気持ちで副島本を読んでるんだろう、とも思いますが


彼の「リーマンショック前の相場状況に今の相場は似ている」

というのは副島先生の見方ですが


安倍首相も少し考え方を経済金融に関しては変えていると

思われます。


実際に安倍首相はどうしようもない、というのは私も分かるのですが

こと相場でフラットに安倍首相の発言を見た場合、


あのリーマンショック前の相場状況に今は似ている


という発言の後に確かに相場は暴落しておりますから


その視点に関しては

安倍は間違っていなかったと私は見ております。


95間違ったことを言ってても時々5は正しいことを言う、

という感じでしょうか。



おそらくですが安倍自身もジャブジャブマネーのしすぎで

日本の金融破たんリスクというのを相当考えていて


そろそろマズイぞ・・・という懸念を持ってることでしょう。


なのでこれからのシナリオとしては日銀が

アメリカに続いてQEを拡大どころか縮小して

マイナス金利を元のゼロ金利に戻す


というシナリオも考えていかなくてはいけなくなりますね。


となるとここで出てくるのは


「緩和マネーの収縮現象」であります。


ここでマイナス金利をゼロ金利に是正したり

QEを縮小するとそれなので


まずは株式暴落が考えられるわけですが

このためのETFの年間3兆円⇒6兆円への倍増という

見方もできますね。



が、その年間3兆円の玉の増額も「玉の限界」

があるわけでして


この玉が限界に達すれば株式が暴落して

(財務省が恐れる)金利上昇となりますが



だからこれから相当相場が荒れるだろうなというのは

想像に難くないですね。



また日本がQEジャブジャブマネーをやっていたのが

アメリカの債券金融市場を買い支えるためですが


これが縮小されるってことは


米国の株や債券市場の不安定性が増すということです。


だからこれからジャンク債のレートってのが

指標として非常に重要になります。


グーぐるで


「high yield bond chart」って検索すると


ジャンク債市場のチャート見れます。


ttps://finance.yahoo.com/chart/JNK?ltr=1
(見たい人は冒頭にhつけてください)


期間はMAXで見るべきですね。



テクニカル的にはMAX期間で左側に見える

以前サポートだったダブルボトム形成していた


36.19のラインが今年前半突き破られたのですけど

そしてこの前まで一度戻していたけど


それがサポートからレジスタンスラインになって

跳ね返されているのが特徴です。


サポレジ転換してます。


テクニカルで見るとやはりジャンク債も

今は大きく見ると下落トレンド最中ですが

ここで踏ん張れないでジャンク債チャートが下落してこれば


株安、円高、金高の相関でしょうから

このあたりを狙う展開になりますね。



だからこれから日銀黒田と財務省が

アメリカ様の言いなりになるのをやめる

ということに急遽なってきてますから


これはすごい大きな動きだと思います。


ちなみにやはり大きいのはイギリスのEU離脱であって

これで一気にドイツなんかもイギリスとかに邪魔されてた


EUの主導権を強くしておりますし


となるとECBのドラギがFRBの言いなりになって

ジャブジャブマネーしてきたわけですが


ここにも強烈な楔が打たれることになりますね。


今まで 日本と欧州が協力してアメリカの債券金融市場を

買い支えていたのですが


この日本と欧州のある種の「離反」「反乱」

が見えるわけでして


やはりイギリスのEU離脱がきっかけになっているように

見えます。


となるとあとはもうアメリカでQE再開で

QE QE2 QE3 ⇒終了⇒利上げ


とやてきましたが


利上げの逆の利下げやQE4も検討しなくてはいけなくなってきます。


が、これも大きく信頼性を失う行為で

それをやれば


「アメリカ景気回復とか嘘じゃねーか」

と世界中の投資家に「ばれる」事態になるわけですね。


もうだから四方八方ふさがりって状況になりつつあります。



そういう意味で米ドル基軸体制が今の世界の

体制ですが


このドル体制ってのはやはり大きくは崩れていくという

シナリオが見えてきますが


となるとドルの敵である金地金が強くなっていくわけですが

その金地金を買い捲ってるのが中国であります。



世界の覇権争いとして米国VS中国とよく言われますが

仮にその図式で見た場合

好き嫌い抜きで冷酷にその勝負を判定した場合、


もうすでに金融面では

アメリカの負けで

勝負はついてしまっている、と思われますね。



そんな大変な中トランプが「国内問題優先主義」

ということで出てきているというところが


アメリカの変化でもありまして、


「もうアメリカは他国にかまわないでまずは

国内を立て直すんだ」という


そういう政治家がポピュリストとしてアメリカに

大統領として出てこようとしている


そして支持されてきている


というのは大きなダイナミズムとしてあるわけです。



ちなみにトランプってのは

「米国債は一度デフォルトさせて再スタートするべきだ」

という人ですね。


そしてそのトランプはイギリスのEU離脱を

事前に知っていた感があって

EU離脱のことをよく言っていたわけですが


大きくは現代の2016年は


今までの世界の秩序ってのが

変わっていく過渡期にあると思います。



先進国は追い込まれていき、米国中心の金融システムってのは

これから崩れていくと私は考えますが


やはりそこでBRICSなどの新興国の時代に変わっていきます。


こういう世界の流れがあるのでそれを理解して

変化に対応しつつ

人生の歩み方も考えたいところです。


また今年前半は非常に面白い売りで儲かる相場でしたが

さらに第2波がきそうな感じもありますので

この辺も見極めていきたいところですね。



それではまた!



○○

 ────────────────────────────
【私見】

2016年は、変化のある年であることは、間違いないように、思える。新興国の時代に変化するとみて、移住されている方もありますね。

スーパーエネルギーマネージャー高峰は、日本どのように変化していくのか?注目していきたいところです。

──────────────────────────────






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スーパーエネルギーマネージャー高峰です。

聴いてみましたという方スーパーエネルギーマネージャー高峰は毎日聴いて、元気もらっています。




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株式会社オフィステイテイエス 高峰 関次郎 - Buzip 東京の社長.tv http://buzip.net/tokyo/office-tts/president/

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