「自分はもうダメかもしれない」「また失敗だった」と言いそうになるときがあります。
そんなとき一人さんから「成功者が等しく使っている言葉があるよ」と教えてもらったことがありました。
それは「“未熟”だから」という言葉です。
私もつい先日、グッと落ち込みそうになったことがありました。
一番努力して時間をかけて挑戦してきたことだったので、なおさら真正面からガツンと衝撃を受けたように思えました。
下を向きそうになっては頭を上げて、一人さんから教わった言葉「未熟だから」を何度もつぶやきました。
「未熟だから、未熟だから、未熟・・・」そのとき、ひらめきがやってきました。
「そうか!未熟だから改善して、一歩上を目指せばいいんだ」
そこから私は再浮上、改善策がたくさんおりてきたのです。
「未熟だから改善して一歩上を目指す」
この言葉を言えたら、落ち込みなんてなくなります。
悩みや落ち込みというのは、どこにも動けない、八方塞がりの状態だそうです。
だけどこのとき、一つだけ空いている場所があります。
それは“上”です。
魂が一つ上に行ったとき、悩みは悩みではなくなるのです。
「もともと人間には向上心が備わっているんだよ。
魂が上に行くのも、同じ場所にとどまるのも、下に行くのも、実は同じ労力なの」と一人さんは言います。
「下に行くと、惨めという地獄が待っているの。
同じ場所にとどまると退屈という地獄が待っているの。
上に行くことが本当は一番楽しくて、楽な方法なんだよ」
そしてこのとき、比べるのはまわりではありません。
常に「昨日の自分」「去年の自分」
そこからちょっとでも成長したと思えたら、もう神様は「○(マル)」をくれているのです。
『百発百中』より